蓮舫氏「私の携帯番号が漏洩」政府に調査要求

立憲民主党の蓮舫副代表(斎藤良雄撮影)
立憲民主党の蓮舫副代表(斎藤良雄撮影)

 立憲民主党の蓮舫副代表は22日の参院予算委員会理事懇談会で、首相主催の「桜を見る会」に飲食物を提供していたケータリング会社に関する政府側とのやり取りの中で、自身の携帯電話番号や調査内容が第三者に漏洩(ろうえい)した疑惑があるとして、政府側に調査を要請した。

 蓮舫氏は、ケータリング会社の経営者と安倍晋三首相の昭恵夫人が親しい関係にあるとして、桜を見る会での契約内容について内閣府と内閣官房に資料を請求していた。それに対し、20日に同社CEO(最高経営責任者)を名乗る男性から蓮舫氏の携帯に着信があり、直接、説明したい旨のメッセージが留守番電話に残っていたという。

 蓮舫氏は理事懇談会の後、記者団に「私、この人、知りません。面識もありません。当然、携帯も教えていない」と強調。さらに「2回だけの(政府の)担当職員とのやり取りで、なぜその方に連絡が行ったのか。あまりにも怖い。調べたことが民間の方に漏洩されている。国民民主党の森裕子議員の質問通告がSNSでさらされたのと全く同じ構造だ」と語った。

 蓮舫氏とともに参院予算委理事を務める森氏も並んで取材に応じ、「極めて深刻な問題だ。私の質問は質問を行う前に関係ない人々に漏洩し、批判が展開された。何かをただそうとして質問したり、あるいは蓮舫氏のように調査をかけると、それが政府から漏れてしまう」と主張した。

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