自民・石破氏 北朝鮮船衝突、さらなる情報開示求める「民主党政権とは違う」

 自民党の石破茂元幹事長は10日、石破派(水月会)の会合で、能登半島(石川県)沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で7日に発生した水産庁の漁業取締船と北朝鮮漁船の衝突事故をめぐり水産庁が北朝鮮の乗組員を事情聴取しないまま別の北朝鮮漁船に移した対応について「われわれはかつての民主党政権とは違うということを示すことが必要だ」と述べ、政府側にさらなる情報開示を求めた。

 平成22年に発生した尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖の中国漁船衝突事件で、当時の菅直人政権はビデオ映像の公開を拒んだ。石破氏は「(日本政府が)適正に法執行を行っているということを国民の前で明らかにすることは国家としての責務だ」とも強調した。

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