臨済宗妙心寺派の住職がヘイト発言 宗派が謝罪

 岐阜県内の臨済宗妙心寺派(大本山・妙心寺、京都市右京区)の寺院の40代の男性住職がツイッターでヘイトスピーチなどの差別発言をしていたことが分かり、同派が公式ホームページ(HP)で謝罪した。住職は書き込みを認めてアカウントを削除しており、同派は処分も検討している。

 同派によると住職は今年3月~9月にかけ、自らのアカウントでツイッター上に在日朝鮮韓国人を差別するようなヘイトスピーチ6件とその他の差別発言3件を書き込んだという。

 今月2日に、同派に指摘があり事実を把握。同派の聞き取りに、住職は事実を認め5日にアカウントを削除した。住職は削除前に一連の書き込みを反省し、謝罪する投稿もしていたという。

 同派は公式HPに栗原正雄宗務総長名で5日付で謝罪を掲出。「このようなことが起こったことは誠に遺憾であり、深くおわび申し上げる」とした上で「人権問題に関する取り組みの見直しを行っていく」としている。

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