Apply to eachアクションを使わない場合、ワークフロー全体図はこのような形になります。「ファイルの作成」アクションの「ファイル名」「コンテンツ」には、「新しいメールが届いたとき」のトリガーから得られる添付ファイルの情報を使うために、それぞれ以下の式(関数)を入力します。triggerBody?['attachments']?[0]?['contentBytes']ただし、上で作成したワークフローには大きな問題があります。「受信したメール1通に1つの添付ファイル」であれば正常に動作するのですが、2つ以上の添付ファイルがあった場合は正常に処理できず、エラーとなるのです。この問題は、ファイルの作成アクションをあらかじめ添付ファイルの数だけ用意すれば解決できるように思えます。しかし、添付ファイルの個数は事前にはわからないので、この解決策は現実的ではありません2-2.
またファイルの作成アクションで、ファイル名に動的なコンテンツから「添付ファイル 名前」を入力すると、Apply to eachアクションが自動的に作成されて、その枠内にファイルの作成アクションが移動します。このように、前のステップからアレイが渡されるのでApply to eachを使って処理することが推奨される場合、Power Automateではユーザーが選択しなくても自動的にApply to eachが挿入されます。Power AutomateのApply to eachアクションは、通常はアレイの値を1つずつ取り出して、順番に処理していく仕組みとなっています。ただし、これを並列処理に変更することもできます。1つずつ順に処理する必要がないワークフローでは、複数の値を同時に処理する並列処理のほうが早く済みます。並列処理(コンカレンシー制御)を有効にする
「コンカレンシー制御」をオンにすると、「並列処理の次数」(一度に何個の処理を並列処理するか)を指定できます。オンにしたあとは、ワークフローがうまく動くかどうか、処理結果に不具合がないかどうかを確認しておきましょう。今回はApply to eachアクションの仕組みを紹介してきました。どのように動作するのか、少しはイメージできたでしょうか? Apply to eachが用意されていることで、Power Automate/Azure Logic Appsは複雑な処理のワークフローを簡単に作成できるようになっています。 前述したとおり、Power Automateではワークフロー内でアレイ(アレイとして定義されている動的なコンテンツを含む)を指定すると、Apply to eachアクションが自動的に挿入されます。したがって、多くの人はあまり意識せずにこれを使っているかもしれません。ただし、処理によってはApply to eachが不要な場面もあります
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