Opera Softwareは、パブリック型インターネット「Web3」の概念をとりいれ、仮想通貨やNFT(non-fungible token)の取り扱い機能を統合した専用ブラウザ「Crypto Browser Project」を発表しました。
パブリック型インターネットやWeb3という聞き慣れないワードが続きますが、これは特定の企業やサーバー、組織に依存しないインターネットの仕組みを意味します。またその根幹には、仮想通貨やNFTに利用されるブロックチェーン技術が利用されています。 Crypto Browser Projectの特徴は、ビットコインやイーサリアム、セロ(Celo)、ネルボ(Nervos)などの仮想通貨のウォレットを最初から内蔵しており、仮想通貨やNFT作品の購入や送受信、残高の確認が可能です。さらに、最新のブロックチェーンニュースが配信される「Crypto Corner」も組み込まれています。 セキュリティ機能としては、「セキュア・クリップボード」を搭載。これはクリップボードに貼り付けたデータを他のアプリが取得することを防ぐ機能としています。また、Operaブラウザにも搭載されているVPNや、広告/トラッカーブロック機能も利用できます。
Crypto Browser Projectはベータ版がPC、Mac、スマートフォン向けにリリースされています。仮想通貨やNFTはともかく、Web3などはまだまだ身近でない概念ではありますが、それらの先端技術に触れるという意味でもCrypto Browser Projectを試す価値はありそうです。
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