Xbox Cloud Gaming担当コーポレート・バイスプレジデントであるKareem Choudhry氏はThe Vergeの取材に対し、「ゲームを個別のアプリで提供するという私たちの提案は、App Storeのポリシーに準拠するように計画されていましたが、Appleは『ゲームアプリをサポートするストリーミングアプリが必要』という私たちの要求を拒否しました。しかし、個々のゲームに当社のストリーミング機能を盛り込むのは、サポートやエンジニアリングの観点から非現実的であり、お客様にとっても非常にネガティブな印象を与えることになります」とコメントしています。
また、両社が合意に至らなかったのには、金銭的な理由も絡んでいる可能性があります。Appleの広報担当者はThe Vergeに、アプリ内課金の取り扱いをめぐって両社が対立したことを明かしました。一方、Choudhry氏は課金の方式が最終決定に与えた影響はなかったとして、これを否定しています。 Choudhry氏はMicrosoftとAppleの協議の最終的な結果と今後の見通しについて、「私たちは『Xbox Game Passを介したクラウドゲーミングをAppleデバイスに提供するなら単一のアプリで提供するのが最善』と考えていましたが、Appleのポリシーにより個別のアプリとしてリリースすることを余儀なくされたので、それも視野に入れて検討しました。しかし、結局Appleが私たちの提案を拒否したので、ゲームを1つにまとめたXbox Game PassをApp Storeで配信する計画は実現しませんでした。当社は目下、iOSのユーザーにブラウザ経由でクラウドゲームサービスを提供していますが、引き続きApp Storeへの参入を可能にする実現可能な解決策を模索してまいります」と述べて、今後もApp Storeでクラウドゲームを展開する方法を探していく考えを示しました。
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