によると、メールのやりとりをしていたブラック氏、フローマン氏の上司のGoogle Cloud総責任者のダイアン・グリーン氏は「Project Mavenで納入するシステムは『たった』900万ドルであり相対的には小さな取引です」と説明していましたが、2017年9月の時点で、GoogleのMaven関係者ははるかに巨額の契約になることを確信していたことがうかがえます。
かつて「Don’t be evil」という社是を掲げていたGoogleが、軍事技術開発に関わることについてブラック氏は「世間の目」を気にしていたことがメールに記されています。ブラック氏はメールで「これはGoogleにダメージになるあらゆる要素を探しているメディアにとって『血の滴る肉』です。たぶん、あなたはイーロン・マスクがした『AIが第三次世界大戦を引き起こす』というコメントについて知っているでしょう。もし、Googleが秘密裏にAI兵器や防衛産業にとって武器となり得るAI技術を開発しているというテーマをメディアが取り上げ始めたら、どんなことが起こるのか計り知れません。Google Cloudでは2017年に『AIを民主化する』というテーマを打ち出していたし、ダイアンと私は企業にとって人道的なAIについて話してきました。このような肯定的なイメージを守るのに、本当に細心の注意を払ってきましたから」と書いており、Project...
また、ブラック氏は「契約は直接Googleにするのではなく、パートナーのECS Federalを通して行います。また、相互の同意なくプレスリリースが出されるのは避けるべきだし、Googleの承認なしには何も言わないようになっています」とも書いており、Googleによる軍事技術への協力が明るみになるのを予防する措置が取られていたことが推測できます。
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