パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は米公共ラジオとのインタビューで、連邦公開市場委員会(FOMC)が6月と7月の今後2回の会合で0.5ポイントずつ利上げする公算が大きいとの見解をあらためて示した。必要に応じてさらなる行動に踏み切る可能性にも言及した。
議長はNPRの番組「マーケットプレイス」で、インフレ抑制に向けた決意を強調する一方、リセッション(景気後退)を招かずにそれを実現することができるかどうかは、金融当局のコントロールが及ばない諸要素に左右されることも認めた。12日に公表されたインタビューの発言録によれば、議長は「経済がほぼ予想通り推移した場合、今後2回の会合では0.5ポイントの追加利上げが適切だろう」と話した。ただ、「事態が予想よりも良好ならば、われわれは行動を少なくする用意があり、予想より悪ければ行動を多くする用意がある」とも述べた。
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物価安定こそ経済の根幹、最悪状況回避には「多少の痛み」=FRB議長米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は12日、ラジオ番組のインタビューで物価安定こそ経済の根幹だと強調し、インフレ加速という最悪状況を避けるためにFRBが進める利上げで「多少の痛み」が生じることについて国民に理解を求めた。
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