以下は、ゲーム「Counter-Strike:Global Offensive」用のチートツールに擬態したソフトウェアから検知されたマルウェアです。ユーザーを罵倒する言葉がいくつも表示されており、このような害の少ない「いたずら」を目的としたマルウェアもいくつもあるとのこと。マルウェアのターゲットとなっているのはPCだけではありません。Android用APKファイルを配布するURLも拡散されており、ソフォスは205件見つけたとしています。以下画像の赤枠で囲ったものは、このAPKファイルを配布するURLからダウンロードされたもの。これらのアプリは一見普通のアプリに見えますが、不正にアプリ内広告をクリックしたり、バックドアを設置したりする悪意のあるアプリだそうです。
ソフォスの研究者であるショーン・ギャラガー氏は「Discordは継続的に稼働するサービスであり、マルウェアで簡単に制御できるメッセージングAPIを提供しています。ハッカーにとって、大規模なインフラストラクチャを展開してユーザー数も多いDiscordは魅力的なツールです」と述べました。 ソフォスは2021年4月に、継続してマルウェアを配布している9500件のURLをDiscordに報告したとのこと。また、ソフォスは悪質なURLの削除要請にDiscordが迅速に対応していることも言及していますが、ソフォスは「ユーザーは、利用するサービスが安全だからといってやり取りするデータをも安全であると決めつけず、悪意のあるコンテンツに注意を払う必要があります」と述べました。
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