◆改造の自由度が高いR18ならではの特長を利用してカスタム
BMWモトラッドによると、R18は他のどのモーターサイクルよりも高度なカスタマイズを可能にするデザインを採用しているという。そのために、モーターサイクルの基本レイアウトをデザインする初期段階において、カスタマイズ性に焦点を当てている。その結果、取り外しが容易なリアフレームや、分解し易い塗装済みパーツセットが装備されている。 R18のリアエンドには、高い改造の自由度があり、比較的少ない労力で個人の好みに合わせたり、好みに応じて塗装を塗り替えたりすることができる。ブレーキやクラッチの油圧ラインや、ワイヤーハーネスの取り付け位置を慎重に選んでいるため、高いハンドルバーや低いハンドルバーに合わせた長/短の油圧ラインやワイヤーハーネスを組み合わせて、無加工で取り付けできるという。
純正アクセサリーにラインアップされているすべてのハンドルバーで、最適な取り付けキットが用意されている。さらに、バルブカバーやベルトカバーが、オイルチャンバーの外側に配置されるよう設計されているため、簡単に交換できる。R18オーロラでは、この改造の自由度が高いR18のデザイン特徴を利用して、カスタマイズに取り組んだ。R18オーロラは、BMWモトラッドのイタリア・ローマ部門と関係が深い「ガレージ221」によってカスタマイズされた。BMW R18をベースにしたカスタムバイクを開発するというガレージ221の構想は、2019年のEICMA 2019から始まった。ガレージ221が手がけたR18オーロラには、ラップアラウンドフェンダーを採用した。ホイールとの隙間の少ないフェンダーによって、エンジンが搭載されたバイクの中央部分を強調している。ベースモデルのR18からの変更点には、BMWのカスタマイズにおけるガレージ221のノウハウが反映された。すべてのパーツは、BMWモトラッドの他のモデルから流用している。例えば、サドルは2005年のBMW『1200...
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