[あれから]<1>山岳救助史の奇跡 山中に独り また朝が来た…多田純一さん(40) : 社会 : ニュース

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[あれから]<1>山岳救助史の奇跡 山中に独り また朝が来た…多田純一さん(40) 社会

昨日も、「明日は目覚めないかもしれない」と覚悟して目を閉じた。でも、また朝が来た。意外と人って死なないんだな。それなら、目が覚めなくなるまで生きてみよう――。今も「山岳救助史の奇跡」と語り継がれる壮絶な13日間。あの時、山で何が起きたのか。あれから、多田さんはどう生きてきたのか。2010年8月14日の朝、東京都大田区の会社員、多田純一さん(40)=当時30歳=は、お盆休みを使って、一人で両神山(りょうかみさん)に入った。埼玉県の秩父市・小鹿野町にまたがる標高1700メートル超の山。登山歴1年。そろそろ高い山に挑戦したい頃だった。途中、山道が二手に分かれた。「せっかくだし、下りは違うルートを通ってみよう」。この判断が、二つ目の大きな間違いだった。沢の近くで止まった。痛みはない。頭から順に触って自分の体を確認する。ふと、左足に目が留まった。突然、思い出したように激痛が走った。「死ぬかもしれない」。持っていたシャツを裂き、携帯灰皿のひもで縛った。携帯電話は圏外。歩けない。助けが来るまで耐え抜くしかなかった。

 

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