JTプロ公式戦は今年で43回目となる早指しの公開対局。持ち時間は各10分。それを使い切ると1手30秒未満で指さなければなりません。ただ、1分単位で合計5回の考慮時間があります。そうだとしても、王位戦の挑戦者決定リーグの各4時間、2日制の王位戦7番勝負は各8時間。それらと比べるといかに持ち時間が少ないかが分かります。棋士にとっては大変ですが、見る側にとってはテンポよく指し手が進み、逆転劇も起こりやすく、手に汗握る展開が目の前で繰り広げられるスリリングな対局となっています。
タイトル保持者らトップ棋士12人が参加し、全国11会場で開催しています。同時に小学生以下が対象のテーブルマークこども大会も行われていますが、新型コロナウイルス禍もあり、北海道では3年ぶりの公開対局となりました。 藤井五冠は今期、王位戦3連覇を達成。タイトル通算獲得数を10期として羽生九段の持っていた最年少記録を更新するなど規格外の活躍ぶり。一方の羽生九段は、昨年度の勝率が3割6分8厘と低迷。順位戦も29期(名人在位9期含む)続いたA級から陥落するなど苦戦していたものの、本年度は公式戦通算1500勝を挙げ、藤井五冠との対局前まで勝率7割5分(12勝4敗)と復調の気配を見せています。 両対局者は道内7市の名産品をPRする前日の開催記念イベント「どさんこ名産品PR道場」にも、解説の屋敷伸之九段(札幌出身)、女流棋士2人と参加しました。各市の担当者は3分間の持ち時間で「ぜひ将棋めしにどうですか」と特長を熱っぽくPR。藤井五冠は苫小牧市の「とまこまいカレーラーメン」、羽生九段は旭川市の「塩ホルモン」を食べてみたいと笑顔で語りました。
その後、翌日の対局へ向けて藤井五冠は「羽生九段と大きな舞台で指せるのは楽しみ。持ち時間が短い対局になるので、対局前からしっかり集中して、決断よく指せればと思っています」、羽生九段は「リズムとテンポを大切に指していけたら。相手が藤井さんということで、張り切ってみなさんに楽しんでいただけるように良い将棋を指したい」とそれぞれ熱戦を誓いました。その中で「藤井五冠は頭の中に将棋盤がなくて(7六歩、8四歩といった)符号で読むということが話題になった」という司会者からの問いに対し、羽生九段が「私は盤で読んでいるので分からない」と困惑しながら答える場面もありました。
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