合流めど立たず…。湘南ベルマーレの浮嶋敏監督(53)が4日、柏レイソル戦(6日)を前にオンライン取材に応じ、緊急事態宣言の延長で外国人選手の入国がさらに遅れることを懸念した。得点源としてFWウェリントン(33)、ウェリントン・ジュニオール(27)のブラジル人選手を獲得したが、いまだ来日の見通しは立たない。
先月27日のサガン鳥栖とのリーグ開幕戦、2日のルヴァン杯浦和レッズ戦と2戦連続無得点に終わった。助っ人の合流が待たれるが、首都圏の1都3県への緊急事態宣言の延長で、新外国人選手の入国もさらに遅れることが濃厚。浮嶋監督は「我々にはコントロールができないこと。憂いを持っても仕方ないが、非常に難しいなと思っています」と本音を漏らした。 2選手とは試合や練習、ミーティングの映像を共有し、オンラインでコミュニケーションを図っているが、コンディションの見極めは実際に合流してからになる。入国後も隔離期間、チームへの適応を考えると最低でも3、4週間を要するだけに「それまでにリーグの10試合以上が終わる。早く、緊急事態宣言が明けることを願っている」と「助っ人」の早期来日に期待を込めた。
対戦する柏もMFアンジェロッティ、ドッジの新助っ人が合流できていない。昨季28得点を挙げたFWオルンガが移籍。今季は湘南と同様に、開幕のセレッソ大阪戦、ルヴァン杯横浜FC戦と無得点が続く。4月末までにリーグ戦は11試合を消化する。「助っ人」の遅れが、さらに各チームへ大きな影響を与えそうだ。【岩田千代巳】
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