Amazonの2021年第2四半期売上は市場予想を下回り成長も鈍化、ただしAWSと広告事業は好調

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Amazonが2021年第2四半期(4月~6月)の決算報告を発表しました。純売上合計は1130億8000万ドル(約12兆3800億円)で、前年同期の889億1000万ドル(約9兆7300億円)より増加したものの、市場予想を下回る結果となりました。Amazonの主要事業であるクラウドコンピューティングのAmazon Web Services(AWS)は好調であるものの、オンラインショッピング事業は鈍化しつつあるとみられています。

2021年第2四半期決算報告によれば、純売上合計は前年同期比で27%増の1130億8000万ドル、営業利益は前年同期比で32%増の77億ドル200万ドル、純利益は前年同期比で48%増の77億7800万ドル、1株当たりの利益は前年同期比で46%増の15ドル40セントでした。ショッピング事業の売上高は、オンラインストアが前年同期比13%増の531億5700万ドルで、実店舗が前年同期比10%増の41億9800万ドルでした。依然として続く新型コロナウイルスの世界的流行の影響もあり、オンラインショッピング事業の売上高は前期と比べて増加していますが、その成長率は鈍化しています。Amazonの最高財務責任者であるブライアン・オルサフスキー氏は「ピーク時に比べるとプライム会員による支出は下がった」と述べています。

市場調査企業・Constellation Researchのアナリストであるホルガー・ミュラー氏は「成長率の鈍化は市場をリードする企業の典型であり、ここ数年のAWSの成長の特徴でもあるので、これは注目に値します。全体的に見て、AmazonはAWSが成長している間は減速しても構わないと考えています。AWSはAmazonの利益に大きく貢献しており、Amazonの成長の源であることがわかっているからです」とコメントしました。 一方で、サブスクリプションサービスの売上高は79億1700万ドルで、前年同期比で28%の増加をみせました。また、Amazonの主要事業となっているクラウドコンピューティングサービスのAWS部門の収益は前年同期比で37%増の148億900万ドルで、営業利益が前年同期比24%増の41億9300万ドルとなりました。AWS部門も全体的に大きく成長を見せていますが、クラウドコンピューティングプラットフォームとしては、Microsoft AzureやGoogle Cloudが少しずつシェアを伸ばしており、AWSも苦しい戦いを強いられることが予想されます。

そして、Amazonが特に大きく伸ばしている事業が、広告事業です。具体的な売上は公開していませんが、広告事業を含むその他部門の売上高は前年同期比で83%増の79億1400万ドルで、2021年第1四半期と共に大きな成長率を見せています。AmazonはTwitchやFireTVなどのストリーミングメディアプラットフォームを抱えており、これらにおける広告収入が増えていると考えられます。IT系ニュースサイトのGeekWireによれば、Amazonの広告部門はすでにTwitterのほぼ7倍の規模にまで成長しており、アメリカのデジタル広告市場で10%のシェアを掌握しているそうです。 なお、Amazonは第3四半期について、「純売上合計1060億ドルから1120億ドル、または2020年第3四半期比で10%から16%の成長率」「営業利益は2020年第3四半期の62億ドルに対して、25億ドルから60億ドル」と予想しています。

 

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サプライチェーンずたずたで、運送業は送れば儲かるけど送る物がない状況に。日本アマゾンならスーパーライフのルートでフレッシュも送れる等で、今後日本だけサービス進歩してない状況等はなくなっていくかも。 もうくやしくはなくなる……? (日本にない海外限定サービス情報:悔しい+詳しく)

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