韓国大統領選、尹錫悦候補の支持率はなぜ再上昇できたのか

韓国大統領選、尹錫悦候補の支持率はなぜ再上昇できたのか

尹錫悦, 李在明

2022/01/27 14:16:00

韓国大統領選 尹錫悦 候補の支持率はなぜ再上昇できたのか

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<片方に妻の学歴詐称あればもう片方に不正疑惑がらみの不審死ありと、今年の韓国大統領戦は驚きの連続。負のスパイラルを止めて最後に若者の支持を獲得するのは誰か>大統領選の投票まで40日あまりとなった時点で、最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソギョル)候補の支持率が再び上昇している。韓国の世論調査機関「リアルメーター」が2022年1月17日に発表した調査結果によると、尹候補の支持率は40.6%で、与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補の36.7%を上回り、2週間ぶりに逆転に成功した。さらに、1月24日の調査結果では尹候補の支持率は42.0%まで上昇し、36.8%であった李候補との差を広げた。

■第20代大統領選の主要候補の支持率出典:韓国の世論調査会社、リアルメーターのホームページより筆者作成(最近の調査日:2022年1月24日)12月3週目まで40%以上の支持率で李候補を上回っていた尹候補の支持率は12月4週目に39.7%で40%を切り、12月5週目には李候補に逆転を許した。尹候補の支持率が急落した理由は、李俊錫党代表と尹候補の側近との対立が激化したことと、尹候補の夫人金建希(キム・ゴンヒ)氏の経歴詐称問題(過去の求職活動の際に経歴を詐称した疑い)がマスコミで報道され、世論の批判が高まったからである。

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