阪神は首位巨人に勝たないと、ゲーム差が縮まらない。2戦目でも3戦目でもよかった高橋をあえて初戦にぶつけたのは、菅野との対決で頭を取って、一気の3連勝を狙ったからだろう。だが、チーム全体でその思いは意思統一されていたのか。菅野に日本のエースらしいほぼ完璧な投球をされたとはいえ、意図が伝わってこない場面もあった。
(1)狙い球 この日の菅野は高低ではなく、真っすぐとスライダーを左右のコースに投げ分けて勝負していた。真っすぐは150キロ超えの迫力で、スライダーは内外角の出し入れも抜群。これだけいい状態の投手を攻略するには真っすぐ系か、スライダー系か、どちらかに絞るしかない。実際、菅野も投げミスもあったし、それを仕留める確率が高まる。対して巨人岡本は、高橋の投げミスを一発で仕留めた。もちろん、阪神ベンチも指示しているのだろうが、最後まで狙い球を絞り切れない打撃が続いた。 (2)揺さぶり 9回に近本がセーフティーの構えを見せた。相手投手がいい時は、足もとを動かしてリズムを狂わせ、ボディーブローを打つことも大事だ。だが、この揺さぶりは9回ではなく、もっと早い回に繰り出してほしい作戦だった。近本以外では7、8番の木浪や植田がその役割になる。相手が嫌がる攻撃をしないと、最後まで相手ペースのまま試合が進んでしまう。
(3)足攻め この日の菅野は連打するのも難しかった。ならば足を使った攻めも重要だ。6回は1死から近本がヒットで出たが、さらに単打が2本出ないと点が入らない。二塁に進んでいれば、1本でかえってこられる。結局糸井は3球目を打って凡打したが、1~2球目に二盗を仕掛けたかった。 高橋は7回を2安打1失点に抑えた。期待に十分応えた結果で、阪神ベンチとしては、黒星をつけてはいけない投球だった。菅野との投げ合いで試合前から、ロースコア勝負は予想された。ゲーム差を縮めるためにも、頭を取って勢いづけたかった大事な初戦だ。果たしてチーム全体で、束になって1点を取りにいく考えが統一されていたのか。そういう意味ではもったいなさも感じる敗戦になった。(日刊スポーツ評論家)
髙橋君かわいそう…毎回菅野だもんねー 勝ち試合を毎回落としてる感じ。 狭いドームでクリーンナップの3連発も夢じゃないのに…
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