関西スーパーの株主総会は10月29日に裁判所が選任した総会検査役の立ち会いの下で開催され、同社とH2O系スーパー（イズミヤ・阪急オアシス）の統合に関する株式交換議案が可決に必要な3分の2をわずかに上回る66.68%の賛成で承認された。
異議申し立ての審理の争点は、投票終了後に投票内容を株主の要望に応じて「棄権」から「賛成」に変えた手続きが妥当か否かだった。株主総会では、マークシートを白紙で提出すると、棄権として取り扱うと会場でアナウンスしていた。この決定を不服として、関西スーパー側は24日、神戸地裁に異議を申し立てた。「申し立てが認められる理由はなく、直ちに是正されるべきものだ」とのコメントを公表していた。神戸地裁が改めて審理したが、関西スーパーの主張を再び退けた。同社は大阪高裁への抗告が可能となる。統合計画の可否は三たび、司法の場で争われる可能性がある。オーケーは関西スーパーの第3位株主。関西スーパーに買収提案をしており、総会でH2O系との統合が否決された場合はTOB（株式公開買い付け）をする方針を示していた。仮処分申請後の17日、最終的に司法判断で統合差し止めが認められた場合、関西スーパー株の上場来高値である2250円でTOBする方針を示している。
裁判所が認めた通り著しい不公平な総会であった。 関西スーパー経営陣は当然、混乱の責任をとって辞任するべき。 また会場にいて総会直後に、新会社の役員として紹介されたH2Oの経営陣も何らかの形で事態の推移を認識していたはず。 H2Oグループも責任があるのでは無いか。
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