序盤からハイペースで進んだレース。ライバルと見られていた松田瑞生選手らが遅れる中、鈴木選手は先頭集団に淡々とついていました。ところが、20キロ付近で前田穂南選手がペースを上げると差はみるみると広がります。そう判断した鈴木選手にとって、後半は我慢のレースとなりました。トップとの差は広がり3位の小原怜選手から追い上げられる展開。フィニッシュではわずか4秒差にまで迫られる薄氷の戦いを制し、オリンピック代表の切符をつかみました。中学生の時から天才ランナーと呼ばれてきた鈴木選手は、持ち味のスピードがもろ刃の剣となり、足への大きな負担となってけがの連続。3年前のリオデジャネイロオリンピックでは大会直前に疲労骨折した苦い経験があります。
「東京オリンピックで雪辱したい」とマラソンに転向したあとも、足の故障を避けるため、みずからにリミッターをかけ、レースには無理に出ず、合宿でもけがを警戒して負荷をかけるトレーニングは慎重に慎重を重ねて行ってきました。レース後に飛び出した「練習の質を上げる」宣言。高橋監督は、鈴木選手に距離走のペースを速めることなどを提案し「来年は勝負しよう。リスクも覚悟で厳しい練習をやっていこう」と語りかけていました。最大の持ち味という「我慢強さ」を武器に厳しいトレーニングを。来年の東京オリンピックで活躍するためには、鈴木選手がリミッターを外せるかどうかが鍵になりそうです。
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