ラナー氏によると、アイスバスが効果を発揮するのは「遅発性の筋肉の痛み」に対してとのこと。この遅発性の筋肉の痛みは、通常、激しい運動をした人や運動に不慣れな人が運動から24時間~72時間後に経験する痛みのこと。このため、アイスバスはスポーツ競技後によく利用されます。カロリンスカ研究所のハカン・ウェスターブラッド氏は、アイスバスの運動パフォーマンスへの影響を調べた過去の研究ではその効果が「わずかにいい影響がある」「影響がない」「悪い影響がある」など多岐にわたっていることを説明しています。これは、一言で運動パフォーマンスといっても「持久力」「筋力」など、複数の指標があることが理由です。
ロバーツ氏によると、例えば、筋トレ後のアイスバスは、逆に運動のメリットを損なわせる可能性があるとのこと。具体的にいうと、冷水はトレーニング後の筋肉で起こる細胞応答やタンパク質に対しネガティブに作用し、筋トレ後に期待される「筋肉の増大」「強度の向上」「細胞の改善」といった効果を大きく減らしたり、鈍化させたりするといった可能性が示唆されているそうです。の生合成を促す」ということがあります。ミトコンドリアはエネルギーを産生するものであり、細胞中のミトコンドリアの数が増えれば持久力が向上すると考えられています。この点、アイスバスはミトコンドリアの数の増加に役立つ可能性があるとのこと。
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