週末の北陸 春の余寒と呼ぶにはあまりに強烈な寒気 落雷や突風 短時間強雪等に注意(気象予報士 河原 毅 2024年03月08日)

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北陸地方は、このあと9日にかけて、発達しながら通過する低気圧や上空の強い寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。その後10日にかけては、日本付近は西高東低の気圧配置となり、平野部でも広く降雪となり積雪となる所があるでしょう。新潟の山沿いや富山の山間部を中心に大雪となる所もありそうです。スキー等のレジャーや自動車で走行する際等は十分にお気を付け下さい。

このあと9日にかけて、輪島上空5500m付近に氷点下36度以下の強烈な寒気を伴った気圧の谷が日本海から北日本を通過する見込みです。一方、地上では低気圧が発達しながら東進するでしょう。低気圧に向かって暖かい空気が流れ込み、北陸地方は、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。降雹、落雷や竜巻などの激しい突風等には十分注意して下さい。竜巻が接近してきた場合には、頑丈な建物内の物陰で体を小さくするなど、できるだけ低い姿勢で頭と首を守りましょう。車の中や物置などのプレハブの中は危険なため避難場所とはしないようにしましょう。電柱や樹木など、突風にあおられやすいものには近づかないでください。低気圧は9日の朝にかけて発達しながら北日本を東へ進む見込みです。その後は10日にかけて、日本付近は縦縞模様の冬型の気圧配置となるでしょう。北陸地方では、平野部でも降雪となり、積雪となる所がある見込みです。新潟の山沿いや富山の山間部を中心に大雪となる所もあり、上越や中越は9日の朝から警報級の大雪となる可能性も発表されています。また、平野部でも短時間強雪には十分注意して下さい。10日は冬型は西から次第に緩み、北陸西

ただ、このあとも、寒の戻りは予想され、平野部でもまだ降雪はありそうです。また、降雪が無くても、霰が降って路面が積雪状態のようになったり、天気が回復する過程で放射冷却現象が強まり、湿潤路面が凍結することも考えられます。通勤・通学で車を使用する方、営業車両など走行する場所や時間帯をご自分で選べない方は、引き続き冬用タイヤを装着して走行するようにしましょう。

 

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