明誠の苦労人が試合を決めた。1―1で迎えた延長後半6分、途中出場のFW村山がペナルティーエリア内中央でボールを受け、左足でゴール右隅に沈めた。「出られない人の分までやる」。部員全員の思いを背負いネットを揺らしたヒーローは、全力応援をするスタンドの仲間へと猛ダッシュ。喜びを大爆発させた。
中学3年時に右膝の前十字じん帯と半月板を損傷。手術を行い高校入学直後はリハビリに時間を費やした。新チームでは一時Aチームに帯同するも今度は左膝の半月板を損傷。「けがをしてつらい思いをしてきた」。それでも一度も気持ちを切らしたことはなかった。先月3日の県Bリーグ聖隷クリストファー戦(5〇0)でハットトリックを決め土壇場でメンバー入り。トップチーム公式戦初出場でチームを救うV弾。メンバー外の悔しさがわかるからこそ「スタンドの応援がめちゃくちゃ聞こえた。後押しになった」と感謝した。 松本安司監督(54)は「(村山は)けがをしてもコツコツやっていた」と拍手を送り「トーナメントはラッキーボーイが必要」と強調。村山は「この試合で気持ちは吹っ切れた。(相手を)3回倒して全国にいく」と誓った。(森 智宏)
〇…藤枝東はオイスカ浜松国際に6-0。FW湯山大輔(2年)が公式戦初のハットトリックに「うれしい」と笑顔が弾けた。前半22分、右からのアーリークロスを右足でコントロールし、そのまま振り抜き先制弾。「攻撃力には自信がある」と後半にも2得点。チームを6―0の快勝発進へと導いた。中学時代は清水エスパルスの下部組織に所属もユースに昇格できず。高い決定力が持ち味の背番号9は「ユースの選手には負けたくない」と反骨心を力に変え、ゴールを量産する。 〇…浜松開誠館は日大三島に1-0。昨秋の県選手権得点王・菅原太一が前半32分に決勝ゴール。MF坂田槙(ともに3年)の右からのクロスに、ファーサイドで頭を合わせた。この日のスタメンのうち6人が下級生で、主将も2年生の荒明斗空が務めており、「3年生の意地を見せないといけなかった」。ただし日大三島の堅い守りに阻まれて1点に終わり、「課題が多いです」と反省も忘れなかった。
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