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味ノマチダヤ, 美味しんぼ

蔵元はデザイナー~酒蔵引っ張る老舗酒販店の底力(下) | よみうりグルメ部 | 読売新聞社

2021/06/10 3:52:00

昭和の店構えが懐かしい老舗酒販店 味ノマチダヤ その名前の由来は? 美味しんぼ 一杯の幸福 日本酒 田酒 福祝 ヤマト運輸 小倉康臣 小柴昌俊 日本名門酒会

なぜ「酒ノ」ではなく「味ノ」?「何でも聞いて下さい 味ノマチダヤの由来でも」と書かれた不思議なバッジを帽子のつばにつけ、店先の路上にたたずむひとりの男性。この人こそ、東京・中野の老舗酒販店「味ノマチダヤ」社長の木村賀衛(よしもり)さん(71)。そういえば、地酒を多く扱う酒屋なのになぜ、「酒ノ」でなく「味ノ」なんだろう。聞いてみた。1952年の創業時は木村商店という醤油(しょうゆ)や酢を量り売りする小さな店だった。その後、酒も扱うようになった。今の名称に改めたのは、日本人ならだれもが知る「ヤマト運輸」の創業者・小倉康臣氏のひとことがきっかけだった。戦前、小倉氏は大八車で野菜を売り歩く「引き八百屋」をしていた。木村さんの祖父母はその頃、小倉氏と親しくなり、妻となる女性を紹介して仲人を務めた。その後、小倉氏は運送会社を設立し、トラックの定期便事業を拡大して、会社は飛躍的に成長を遂げる。1970年代、祖父母と親交のあった小倉氏のもとを、木村さんは結婚の報告に訪れた。「お前の店は味を大切にするのがいい」。小倉氏はそう言うと、「味」と自ら手彫りした立派な木の板をくれた。

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その帰り道、木村さんは妻から「お父さん、せっかくだから『味』を店の名前に入れたらどう?」と言われ、社長だった父親と相談して名前を「味ノマチダヤ」に変えた。ちなみにマチダとは、鹿児島出身の祖母の旧姓「町田」。島津藩で家老を務めた一族で、由緒ある名前を残したかったのだ。転売しようとする人がいるため購入商品には判子を押す顧客不在の商慣習に違和感「大手の商品は置かない」木村さんが父の店に入った1970年代、売り上げの大半は大手メーカーのビールと清酒。同じ通りに7、8軒の酒屋があったが、品ぞろえは似たりよったり。店主の「腕の見せ所」は、メーカーや問屋からいかに安く仕入れられるかということと、リベートだった。メーカーと問屋、酒販店との間の駆け引きで利益が決まった。「お客さんのことを考えていなかった。それに、商品で差別化できなければ価格で競うしかなく、先細っていくだけ。ほかで手に入らない日本酒に特化していこう」と決めた。

ちょうどその頃、地方の良質な地酒を扱う蔵元と問屋、酒販店のネットワーク「日本名門酒会」が発足した。木村さんは父を説得し、名門酒会に加盟するとともに、自ら日本全国の酒蔵を訪ねて、蔵元と直接取引を始めた。地酒を扱う店は少なかったから、お客さんがおいしいと感じれば、リピーターになってくれるはずだ。木村さんは、大手清酒メーカーに無料で設置してもらった看板も撤去した。看板が取り外されたことに驚いた営業マンに、木村さんは頭を下げて、こう言った。「僕の考え方、生き方と違うので、これからは大手の商品は置かないことにします」 headtopics.com

地酒に目が向いたのは、近くの国家公務員宿舎をご用聞きで回っていたからだ。転勤や出張の多い国家公務員は、全国各地の地酒に詳しかった。ひいきにしてくれたひとりが後にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんだった。冷蔵設備の付いた陳列スペース「美味しんぼ」にも登場地酒の良さを知ってもらおうと、木村さんは父親とともに日本酒愛好家のグループ「酒仙の会」の活動にも取り組んだ。酒蔵見学や利き酒会、講演会を開き、専門家の寄稿で会報を発行。経済小説で知られた作家の清水一行氏をはじめ、大学教授や俳優らが参加し、最盛期は300人ほどの会員がいた。漫画「美味しんぼ」の54巻「日本酒の実力」では、利き酒会の様子が描かれ、木村さんの父、寿成さんも登場する。山岡士郎や海原雄山も参加した利き酒会のシーンでは、53種類の純米酒が提供された。大手が主導した清酒の大量生産を「日本酒旧時代」とする一方で、1975年頃から地方の酒蔵が始めた上質な酒造りを評して山岡に「俺たちは、“日本酒新時代”を迎えたんだ」と語らせている。

大手の商品を扱うのをやめてしばらくは客足が減り、厳しい経営が続いたが、中野のタウン誌で紹介されたのをきっかけに、次第に地酒ファンが集まるようになる。木村さんが社長を継いだ四半世紀前に比べ、店の売り上げは10倍近くにまで増えた。店頭に掲げられた木村さん手書きの黄色い短冊「福祝(ふくいわい) 千葉でうまい酒」「田酒(でんしゅ) だれもが認めるうまい酒」。店頭にぺたぺたと貼られた黄色い短冊に手書きされた銘柄は、木村さんがうまいと思った酒。売れ筋を並べるのではない。あまり知られていない蔵の良さを伝え、それをおいしいとお客さんが感じれば、だんだんと売れていく。「そんなプロセスが好き」と木村さんは言う。儲(もう)けという字は信じる者と書く。「店がお客さんを信用し、お客さんが店を信用してくれれば、利益は後からついてくる」。時代は変わっても商売の鉄則は変わらない。(クロスメディア部 小坂剛)

【(よしもり)】味ノマチダヤ社長。1950年東京都生まれ。スーパーマーケットをテーマに卒論を書いて大学を卒業。東急ストアで2年働いた後、父の経営する酒販店に入った。常温で酒を保管するのが当たり前だった時代に、店内に特注の冷蔵設備の付いた日本酒セラーをつくった。鹿児島の芋焼酎のおいしさに感動して、焼酎のカップ酒を企画し、東京に蔵元を集めて焼酎イベントを開催してきた。好きな言葉は「想像と創造」「サプライズ&エモーション」。 続きを読む: 読売新聞オンライン »

スペイン・カナリア諸島で火山が噴火 100軒以上が溶岩で焼ける - BBCニュース

スペイン・カナリア諸島のラ・パルマ島で19日、クンブレビエハ火山が噴火し、溶岩が住宅地などへ流れ落ちている。これまでに住民5000人以上が避難した。自治体によると、住宅も100軒以上が被害にあっているという。