英サッカー選手のBLM膝つき行動は「自己表現」でも「勇気ある行為」でもない

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英サッカー選手のBLM膝つき行動は「自己表現」でも「勇気ある行為」でもない #イギリス #サッカー #人種差別

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僕はひそかにNFLのコリン・キャパニックに称賛の念を抱いていた。彼の意見に賛同しているからでもないし、国歌斉唱中に抗議するのが最善の表現手段だと思うからでもない。表現の自由の権利を行使し、それを平和的な方法で行い、それを受けての非難にも真正面から立ち向かったからだ。

今、イングランド中のプロサッカー選手と関係者が皆、試合開始前に「膝つき」を行うようになった。一般的には、選手たちがキャパニックの理念に支持を表明していると見られている。でも重要な意味で、これは正反対だ。表現の自由の観点から言えば、キャパニックに相当するのは、この運動に参加するのを拒否する選手か、自分の意見を別の方法で表現する選手だ。 新型コロナウイルスの感染拡大による試合中止期間と、米ミネソタ州のジョージ・フロイドの死によるBLM(ブラック・ライブズ・マター=黒人の命は大事)運動の広がりを経て、2020年夏にプレミアリーグが再開されたときから、この膝つき行動が始まった。選手たちに「異論なく」受け入れられ、あらゆるクラブの選手と監督と関係者が参加。政治的主張を禁じているはずのイングランドサッカー協会も、BLMのスローガン入りユニフォームを選手が着用するのを承認した。

これまでのところ、結束を乱す選手は一人もいないが、全ての選手がBLMに賛同していることなどあり得ないだけに、これは奇妙に見える。イギリスの全サッカー選手が、黒人に対する警察の暴力をこの国(フロイドが殺害されたあの国ではない)の深刻な問題と捉え、だからこそ警察予算を削るべきだと思っているとは考えにくい。 今の時代の最新基準で言えばチャーチルやガンジーといった歴史的人物は人種差別に当たるのだから、反人種差別主義者の要求どおり像を引き倒すべきだ。イギリス史の授業から植民地時代を美化するような記述を排除するべきだ──そんなふうに全サッカー選手が考えているとも思えない。彼らは義務的に参加しているか、深く考えずに皆がしているから従っているか、のどちらかだ。あるいは、彼らはこの抗議行動を、BLM(「批判的人種理論」や「制度的人種差別主義」の問題で過激な立場を取っている)ではなく広い意味の「反人種差別」の運動であると思っている可能性がより高い。

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