【ロンドン=篠崎健太】英国が新規上場拡大に向けて動き始めた。種類株や「特別買収目的会社(SPAC)」を活用しやすくする上場ルール緩和の改正案が3日に公表され、8日には早くも英料理宅配サービスのデリバルーがロンドン証券取引所に上場する計画を発表した。存在感の低下が指摘されてきたロンドン市場の失地回復を目指す一方、投資家保護などの課題も浮上しそうだ。
上場ルールの緩和は20年11月にスナク財務相が市場活性化策として宣言した。欧州連合(EU)から離脱後の成長戦略の一つとして、ロンドンの金融競争力の維持に向けた目玉に掲げた。金融分野担当の欧州委員だったジョナサン・ヒル上院議員に依頼し、その結果が3日に公表された。 SPAC関連では買収計画の発表後も売買を続けられる仕組みを提言した。現在はSPACのM&A(合併・買収)は「逆さ合併」とみなされ、買収計画を発表すると改めて上場承認を得るまで取引できなくなる。米国と同様に、SPACによる買収案に株主が賛否を意思表示し、賛同しなければ償還を受けられる制度も導入すべきだとした。
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