1972年秋、大統領選と連邦議会選挙(上下両院)の投票日まで1週間余りとなったある日、デラウェア州の有力紙ニューズ・ジャーナルに広告が掲載された。
広告のキャッチコピーは、州内の地域状況に合わせてバイデン自身が考案したとされる。州南部の海沿いの地域では「30年前、環境保護といえばレホボスビーチで瓶やビール缶を拾うことを意味したが(中略)、今ではビーチそのものを救うことを意味する」と訴え、州北部では「1950年代、ボッグズはハイウエーの延伸を約束した。1970年代のバイデンは樹木を育てることを約束する」と語り掛けた。
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