１９日のプロ野球、楽天－ソフトバンク（楽天生命パーク宮城）で八回まで走者を一人も許さない好投を披露しながら、惜しくも完全試合を逃した楽天の美馬学は、試合後のインタビューで悔しさをにじませた。
九回の先頭打者に四球を与え、続く打者に左前安打を許して無安打無得点試合も逃した３２歳はインタビュアーから「惜しかったですね」と振られると、「惜しかったです」と苦笑い。八回まで相手打線を完璧に封じて九回を迎えた心境を「いやあ、やっちゃうんじゃないかと思ったんですけど。ちょっと九回はプレッシャーだったかな」と振り返った。 それでも１失点完投（５－１）での今季６勝目に「先制点を取られないよう頑張って投げた。九回を投げ切れたのは（ファンの）みなさんのおかげ」と安堵（あんど）の表情。「（シーズン）序盤はずっと中継ぎに助けてもらっていた。（過去のシーズンでは）ここから落ちていくパターンが多いので、しっかり粘って上位を目指していけるよう頑張りたい」と決意を述べ、スタンドの大観衆から大きな拍手を浴びた。
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