11月12日、米上院のエドワード・マーキー、ロン・ワイデン両議員は、トルコにおける人権侵害を非難する法案を提出した。写真はNBAのエネス・ カンター選手。1月17日、ニューヨークで撮影(2019年 ロイター/Caitlin Ochs)
[ワシントン 12日 ロイター] - 米上院のエドワード・マーキー、ロン・ワイデン両議員は12日、トルコにおける人権侵害を非難する法案を提出した。米プロバスケットボール協会(NBA)のエネス・ カンター選手が反対勢力の1人としてトルコ政府に標的とされていると批判した。 カンター氏はトルコのエルドアン大統領に反対する立場を明確にしている。トルコ政府は、在米イスラム指導者ギュレン師とつながりがあるとしてカンター氏の逮捕と本国送還を模索。カンター氏はトルコ政府にパスポートを無効にされ、所属するボストン・セルティックスの海外遠征に参加できなくなっている。マーキー氏は、トルコで市民ら8万人が逮捕・投獄などの処分を受け、政府に反対する団体やメディアが閉鎖されている現状に言及。「エルドアン氏は世界のいたるところで自由と権利を制限する最大規模のキャンペーンを展開している」と非難した。「だが、素晴らしいことに自分は(両議員に加えて)チームメートやコーチ、ファンたちからも支援を得ている。米国には感謝してもしきれない」と述べ謝意を表明した。
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