米議事堂襲撃の極右2団体、内情は火の車

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今年1月に発生した米連邦議会議事堂の襲撃事件で注目を集めた極右団体オース・キーパーズとプラウド・ボーイズ。どちらも内情は芳しくないようだ。

米国の極右団体オース・キーパーズは現在、ばらばらになりつつある。創始者が毛染めやステーキ、銃などに組織の資金を流用していたことを幹部メンバーらが非難したためだ。一方、金融システムから締め出された極右団体プラウド・ボーイズのリーダーは現在、資金確保のため「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」とTシャツに印刷して販売している。

極右団体のメンバーらは1月6日の米連邦議会議事堂の襲撃に加わったが、そうした組織の中で最も目立つ存在だったこの2団体は勢いを失いつつある。指導者らは資金不足に陥り、離脱者の波に苦しみ、組織の将来についてメンバーらと論争している。 オース・キーパーズとプラウド・ボーイズのメンバーや同調者のうち40人近くが1月6日の事件に関連して逮捕された。検察当局は、その日の彼らのワシントンへの行進を支えた資金の流れを捜査するとともに、プラウド・ボーイズのリーダーであるエンリケ・タリオ氏、オース・キーパーズの創始者スチュワート・ローズ氏が果たした役割を調べている。タリオ、ローズ両氏は、議事堂に突入した人々の中にはいなかった。

 

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