が発表する6月の全国企業短期経済観測調査（短観）では企業の景況感が改善する見込みで、投資家心理にプラスに働きそうだ。ただ、新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念がくすぶり、上値は限定的。日経平均の上げ幅は前日終値（2万8791円）から100円程度にとどまるとの見方があった。
6月30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、210ドル（0.6%）高だった。6月のADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数（政府部門を除く）の伸びが市場予想を上回り、景気回復期待につながった。景気敏感や消費関連などの株が上昇した。 一方、ナスダック総合株価指数とフィラデルフィア半導体株指数（SOX）はともに小幅安だった。取引終了後に半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーが発表した2021年3～5月期決算は、売上高が市場予想を上回ったが、時間外取引では売りが優勢となった。日銀は8時50分に短観を発表する。QUICKがまとめた市場予想によると、大企業の業況判断指数（DI）の中央値は製造業がプラス15と3月調査（プラス5）から改善する見通し。非製造業も改善が見込まれる。欧米を中心にワクチン接種が進んでおり企業マインドは明るさを取り戻している。業種別で改善の度合いに濃淡があれば、銘柄物色の材料になるだろう。
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ソース: nikkei - 🏆 135. / 51 続きを読む »