サウジの国営石油会社サウジアラムコの石油施設が14日に無人機の攻撃を受け、親イラン武装組織フーシが犯行声明を出した。サウジの産油量の約半分の生産が停止し、中東産原油の供給減への警戒感から原油先物相場がほぼ4カ月ぶりの高値まで急伸した。ガソリンなど原油製品の先物相場も軒並み上げた。
生産コスト増加に対する警戒感から、日用品のプロクター・アンド・ギャンブル（P&G）や医薬品・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン（J&J）が売られた。ガソリン価格高騰が消費を抑えるとの警戒感からウォルマートなど小売株にも売りが膨らんだ。米長期金利の低下を受けて金融のゴールドマン・サックスなど幅広い銘柄が売られた。下げ幅は一時186ドルまで広がった。 中国政府が16日発表した8月の経済指標によると工業生産の伸びがリーマン・ショック直後以来の低水準となった。小売売上高の伸びも縮小しており、中国経済の減速懸念が一段と強まった。中国関連とされる工業製品・事務用品のスリーエム（3M）や建機のキャタピラーも下げた。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。前週末比23.170ポイント（0.3%）安の8153.543で終えた。消費鈍化や運送コストの増加に対する警戒感から、アマゾン・ドット・コムが売られた。マイクロソフトやアルファベット、フェイスブックといった主力株も売られた。
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ソース: nikkei - 🏆 135. / 51 続きを読む »