【NQNニューヨーク=横内理恵】4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸して始まり、午前9時45分現在は前日比106ドル70セント高の3万3235ドル49セントで推移している。米原油先物価格が上昇し、石油株などへの買いが相場を支えている。ただ、午後に米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果発表を控えて様子見ムードが強く、ダウ平均の上値は重い。
欧州連合（EU）が4日、ロシアへの追加制裁として同国産原油の輸入を年内に禁止する案を発表した。原油需給が逼迫するとの観測から、米原油先物は4%強上昇する場面があった。これを受け、シェブロンなど石油株が買われた。原油高が収益増につながりやすい化学のダウと建機のキャタピラーも高い。 FOMCでは通常の2倍の0.5%の利上げと資産圧縮の開始を決める見通し。6月以降の利上げペースを探る上で、会合後のパウエル米連邦準備理事会（FRB）議長の記者会見への関心が高い。米債券市場ではFRBのタカ派政策を織り込んで債券が売られ、4日の長期金利は再び3%台に乗せた。利ざや拡大につながるとの見方から、JPモルガン・チェースなど金融株が買われている。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに小反落して始まった。
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ソース: nikkei - 🏆 135. / 51 続きを読む »