米ソーンダーズ選手、母の死を明かす IOCは抗議行動の調査を中止

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東京オリンピック(五輪)の陸上女子砲丸投げで銀メダルを獲得した米国のレーベン・ソーンダーズ選手(25)がSNSへの投稿で、母が亡くなったことを明かした。同選手が規則に違反した可能性を調べていた国際オリンピック委員会(IOC)は4日、調査を当面打ち切ると発表した。

ソーンダーズ選手は3日付で、自身の心と家族のケアのためにSNSから少し離れたいとツイート。「母は素晴らしい女性でした。私の中で永遠に生きていきます。私の一番の守り神。あなたをいつも、永遠に愛しています」と書き込んだ。IOCの報道担当者は4日の記者会見で「私たちは今朝、大変悲しい知らせを聞いた」と述べ、ソーンダーズ選手と家族に弔意を表明。米五輪・パラリンピック委員会(USOPC)から、同選手は見守られつつ帰国する予定だと連絡があったことを明らかにした。

黒人で性的少数者でもあるソーンダーズ選手は7月31日、表彰台の上で両手を上げて交差させ、「抑圧されたすべての人が出会う交差地点」を表すジェスチャーだったと語った。IOCは、表彰台での抗議を禁じた規則に違反している可能性があるとして調査を始めていた。 母のクラリッサ・ソーンダーズさんは先週、CNN提携局とのインタビューで、娘の競技を遠くから見守る心境について「その場にいられないことは少し残念。でも私たちはここから応援していますから」「本人も私たちがここで応援していることは分かっています」と話していた。

 

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