パイレーツ筒香嘉智外野手(30)が8日、NPO法人BBフューチャーが主催するオンラインイベント「筒香嘉智選手と野球界の未来について語ろう」に参加。1時間20分にわたり、未来のプロ野球選手、メジャーリーガーのために高校球界の改革を提言し、熱弁をふるった。◆筒香提言1「大人が配慮を」...
「僕自身もそうだったが、高校生の段階は発展途上だと思う。プロ野球選手になっても毎日万全ではない。発達途中の高校生ならなおさら。達投手は勇気があったと思うが、みんなができる簡単なことではない。指導者には選手が話しやすい、コミュニケーションを取りやすい環境をつくってほしい。連盟の方も大会の方式を含め、大人が知恵を絞るべきだと思う。子供たちの環境をつくるのは大人の仕事。子供たちが勇気を出した事例があるので、大人も変化を恐れない必要がある」高校野球はほとんどの公式戦がトーナメント方式で行われている。だが、「LIGA...
筒香「僕自身はプロに入った時は木製バットに慣れるのに非常に苦労しました。安全性など国際基準に規定が見直されることは良いことだと思う。アメリカのBBCORのように反発係数の規定が設けられることは。以前にもスイングを遅くして飛ばないように重さの規定を変えました。兄が野球をやっていたので、確か小学校の高学年か中学生の時に変わって、飛ばなくなったと聞いた記憶がある。重さや直径だけでなく、反発係数の規定を設けた方が大切だと思う。もちろんボールが飛んだ方が見ている方は楽しいと思いますが、実際にプレーする日本の選手の将来を左右する、とても重要な規定だと思う。今後も注目していきたい」。 「ベイスターズの時に甲子園を見ていた。テレビに球数が出ていて『なんでこんなに投げるんだ』と言う外国人投手がいたと以前話した。ドジャースの時に『日本の甲子園は知っている』という選手がいた。『なぜ日本の選手は甲子園ではボールがよく飛ぶのに、プロではパワーヒッターが少ないのか』と言われた。正直に『日本の金属バットはすごくボールが飛ぶんだ。アメリカのBBCORみたいな規定がなく、アメリカのバットより飛ぶんだ』と言った。その中で『なんで飛ぶバットを使うのだ』『飛ばないバットを使った方が、子供のためになる』と(言われた)。アメリカ人は、小さいころは外野のフェンス近くから、ホームランを打たせて『ホームランはこういういいものだ』と分からせる。『遊びから年齢を重ねた後は、飛ばない方がいいのではないか』と話すドジャースの選手もいた。僕は打者なので、金属バットの弊害は非常に日本は大きいと感じています」
筒香の考えでは、バットの力で打球を飛ばせるようになっても、高校レベルにもなれば真の長打力向上にはつながらない。むしろ、上のレベルを目指す中では「弊害」とまで言い切っている。高校通算69本塁打をマークした筒香が、プロで本塁打王を獲得したのは入団から7年目だった。高校通算111本塁打の清宮幸太郎(日本ハム)は、プロ3年間で21本塁打。昨年はとうとう1軍出場がなかった。メジャーでも結果を残し始めたスラッガーの提言は、アマチュア球界に響くだろうか。【斎藤直樹】
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