ロバートソン氏らが行った実験は、慢性不眠症の診断を受けた被験者23人と睡眠障害を持たない被験者23人の集中力を比較するというもの。両グループの被験者には、睡眠状況を随時チェックできる検査室で一夜を過ごしてもらった翌日の夕方に「注意力テスト」を受けてもらい、集中力を測定しました。
今回の調査で実施された「注意力テスト」は、以下の写真のように円形に配置された文字の中から「X」という文字に反応してもらうというもの。このテストでは被験者の集中力をかき乱すために、「X以外のアルファベットもランダムに表示する」「選ぶべき場所以外にもアルファベットを表示する」という2つの仕掛けが施されており、「初級」「中級」「上級」という3段階の難度が存在しました。 その結果、前日によく眠ったことが確認された睡眠障害のない被験者に比べて慢性不眠症の被験者は、作業に集中したり、ダミーのアルファベットを無視したりすることが困難だということが判明。さらに、最も重篤な不眠症を患っている被験者では、タスクに集中することもダミーのアルファベットを無視することもできなかったことが確認されました。
「テレビに集中していてスマートフォンの通知を見逃した」という経験が誰にでもあるように、人間の認知機能には「集中している際に気を散らすような聴覚情報・視覚情報その他を無視する」というメカニズムが備わっています。ロバートソン氏らが行った実験によると、不眠症の被験者においても同様の認知メカニズムが正常に機能していることが確認されたものの、注意力散漫の傾向が強かったとのこと。このことから、ロバートソン氏らは「環境内のどの要素に注意を向けるべきかについての判断を担当する脳機能が影響を受けている可能性がある」と解釈しています。
最近マスクだのフェースシールドつけたまま詐欺よや荷物担げと言うんですよ。 しかし、他者の人とか本人は付けてないんですよ。 これって、、、、熱中症で倒れろってこと?
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