献血の見返りに金銭を支払っても献血量が増えるとは限らない

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輸血や血液製剤のために血液を提供する「献血」は、需要に対する献血量不足がしばしば問題となっており、海外では献血の報酬に金銭を支払う国も存在します。しかし「献血に対する金銭の報酬が献血量の増加につながるとは限らない」と、カーネギーメロン大学の心理学教授であるグレッチェン・チャップマン氏が指摘しています。

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チャップマン氏らは実験への招待メールの中で、被験者の半数には「ギフトカードは献血への単なる謝礼です」と、残り半数には「ギフトカードは毎年2月に行われるアメリカ心臓月間の宣伝の一環です」と記しました。チャップマン氏によると「ギフトカードはアメリカ心臓月間の宣伝の一環」と半数に説明したのは、対象の被験者に「献血は人を助けるために行うもので、ギフトカードはたまたまもらえただけ」というイメージを与える狙いがあったそうです。

さらに、両グループの半数だけは「献血の重要性の認識を広めるために、献血マークを大きくあしらった包帯が腕に巻かれる予定」と追加で説明されたとのこと。チャップマン氏は、この実験には「ギフトカードを渡す理由」「被験者が献血したことを他人が知り得る状況」が被験者の行動にどう影響するかを確かめる意図があったと述べています。チャップマン氏やドゥウィット氏は「献血がお金ではなく個人の寛大さによって行われると強調された上で、献血する人の寛大さが客観的に明らかになる状況」、つまり「アメリカ心臓月間の説明を受けて、献血マークの包帯を腕に巻くと説明された時」が最も献血に応じる割合が高いと、実験前に予想していたそうです。

実験の結果、「アメリカ心臓月間の説明を受けて、献血マークの包帯を腕に巻くと説明された人」の2.51%が献血したことがわかりました。しかし、「ギフトカードは単なる謝礼と説明されただけの人」は実際に献血した割合は2.4%で、「アメリカ心臓月間の説明を受けて、献血マークの包帯を腕に巻くと説明された人」と大きな差はありませんでした。一方で、「アメリカ心臓月間の説明を受けただけの人」が献血に応じた割合は1.65%でした。また、「ギフトカードは単なる謝礼と説明され、献血マークの包帯を腕に巻くと説明された人」が献血に応じた割合は最も低く、わずか1.

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金銭の額が、対価に見合わないからでしょう・・?

これで分かることは「どういう説明をされようが、人はその内容よりも額面の方が大事」と言う事では無かろうか?

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