独自の選手管理法、木内氏は常に本音で向き合った男 - 高校野球 : 日刊スポーツ

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独自の選手管理法、木内氏は常に本音で向き合った男 常総学院 kokoyakyu 木内幸男

木内さんが監督時代、選手との関係を話したことがある。「こっちは鵜(う)飼いのつもりでやろうとするんだが、ヒモをつけようとするとイヤがるんだ」。選手の力量はもちろん、調子、性格まで把握し、そこに相手を重ねて起用した。「なんで初球から振らねえんだ。やめちまえ」。茨城なまりの鵜匠(うしょう)は厳しかった。

初の全国制覇は、84年夏の取手二時代だ。初戦突破の翌日、神戸市内の宿舎を訪ねると、選手は不在。監督室に招き入れてくれた。「選手が部屋でゴロゴロしていてもしょうがないでしょ。須磨の海に行かせたんだ」。選手が泳ぐことなどタブーとされた時代。木内流の管理法だった。 決勝はPL学園(大阪)と対決した。9回、エース石田が同点本塁打を浴び、次打者に死球を与えると外野に下げた。左腕の柏葉が2球で捕ゴロに仕留める。1死。石田を戻す。4番清原は三振。続く桑田は三ゴロに。延長10回、取手二は一挙4点を奪い、優勝を決めた。土壇場で木内マジックを見せつけた。 帝京は毎年6月末、大会前最後の練習試合を常総学院と組んだ。前田三夫監督が説明した。「木内さんに見てもらいたいからね、その年のチームを。(甲子園に)行ける、と思ったチームがダメといわれ、その通りになったことがある。お世辞抜きで評価してもらえたんでね」。

木内監督はこう言った。「私は学校の先生じゃねえからね。ダメなやつはダメですよ。そんなやつに『努力すりゃ試合に出られる』なんて言わねっから」。野球はもちろん、選手とも本音で向き合い、チームを強くしていった名将だった。【米谷輝昭】

 

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