浜田、守りで流れ「いつも通り」…コロナ乗り越え初戦突破

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 全国高校野球選手権大会は13日、2回戦4試合が行われた。国学院栃木(栃木)は4投手の継投で大会連覇を狙った智弁和歌山(和歌山)に逆転勝ちして、初の2回戦突破。敦賀気比(福井)は市船橋(千葉)の追い上げをかわして、3大会連続の3回戦進出となった。新型コロナウイルスの集団感染により、抽選会で第8日に割り振られた4校の対戦では、浜田(島根)が有田工(佐賀)に競り勝ち、九州学院(熊本)は猛打で甲子園初勝利を目指した帝京五(愛媛)を退けた。

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6回浜田無死2、3塁、勝ち越しの2点適時打を放った高木
6回浜田無死2、3塁、勝ち越しの2点適時打を放った高木

浜田5-3有田工

 浜田は六回、高木の適時打で2点を勝ち越し、中村の適時打でリードを広げた。六回途中から救援した森井が追い上げをかわして逃げ切った。有田工は五回に同点に追いつくなど粘ったが、及ばず。

 有田工の二塁手が懸命に伸ばしたグラブの先を、浜田の6番高木が放った鋭いゴロが抜けていった。

 2―2で迎えた六回、無死二、三塁の好機。カウント1―1からの内角直球をコンパクトに振り抜くと、打球は右前に抜け、2人がかえった。「『積極的に打て』という指示通りの打撃ができた」と笑みをこぼした。

 島根大会後、コロナの集団感染が発生。全体練習ができたのは数日だけだったというが、ナインは「最低限の体力を落とさないように」という家田監督の指示を受け、各自でトレーニングを続けた。

 チームの失策は1。攻撃では10安打を放ち、「守備から攻撃につなげる、いつもの野球ができた」と高木。コロナ禍を乗り越え、初戦から地力を出せる強さが、浜田にはある。(新田修)

  浜田・家田監督 「打線は一人ひとりが大振りをせず、つなぐ意識が10安打につながった」

有田工エース 投打で存在感

 有田工のエースで1番打者の塚本が全得点に絡む活躍を見せた。一回に中前打で出塁し、先制のホームを踏むと、五回は四球を選び、七回には二塁打を放ち、いずれも生還を果たした。投げては10安打を浴びながらも粘り強く、最後まで投げ抜いた。コロナの集団感染にチームは揺れたが、投打でチームを引っ張り、「みんなと甲子園で試合ができてよかった」と胸を張った。

  有田工・梅崎監督 「先制点を取れたのはよかった。コンディションづくりが難しい中でなんとか整えて最大限の力を発揮してくれた」

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3253522 0 夏の甲子園 2022/08/14 05:00:00 2022/08/14 08:47:42 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/08/20220813-OYT1I50135-T.jpg?type=thumbnail

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