<米国女子ゴルフツアー:全米女子プロ選手権>◇最終日◇27日◇米ジョージア州アトランタ・アスレチック・クラブ(6740ヤード、パー72)◇賞金総額450万ドル(約4億9500万円)優勝67万5000ドル(約7430万円)◇有観客開催
渋野日向子(22=サントリー)の東京五輪出場の可能性が消滅した。原則各国2人までの日本代表争いで4番手で、今大会は単独5位以上が必要だったが、その順位には10打及ばず40位。第3ラウンドまでの失速が響いたが、最終ラウンドは6バーディー、1ボギーの67と猛チャージを見せ、笑顔で約3カ月の米ツアー転戦を終えた。涙を流して悔しがった第3ラウンドとは一転、約3カ月の米遠征の最終ラウンドを、渋野は終始笑顔で回った。ホールアウト後も晴れやかな表情で、五輪に別れを告げた。「出られないのはすごく悔しいですが、自分の今できることはやり切った。(畑岡)奈紗ちゃんと(稲見)萌寧には本当に、落ちた側から言うのもあれですけど、メチャクチャ頑張ってほしいし、応援しています。男子の松山さんも星野さんも楽しみなのでテレビで応援したい」。延期がなければという未練は、みじんもなかった。
最終ラウンドはメジャー女王の意地を見せた。フェアウエーキープ率は92・9%、パーオン率は94・4%と驚異の数字。しかも「最後の最後だし、振り切ろうと思った」と、パー5で2オンを狙うなど、攻めた中でマーク。潜在能力の高さを証明し、出だしの1番から前半で5バーディー。後半はボギーなしだった。 帯同キャディーが新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示し、自身も検査で会場入りできたのは45分前だった。現地の外国人キャディーとは2日目で「あんなに喜んでくれるキャディーさんは日本でなかなか出会わない」と呼吸も合った。7月16日から国内ツアー3戦を経て、8月19日からの全英女子オープンで再びメジャーへ。五輪こそ逃したが、渋野の挑戦は続く。
◆女子ゴルフの日本代表 五輪が延期となる前は、20年6月29日付の世界ランキングで各国の出場者60人が決まる予定だった。同日付で日本勢は5位畑岡、13位渋野、15位鈴木がランクイン。世界ランキングに基づく五輪ランキングで、15位以内に2人以上いる国は最大4人まで代表入りできる特権で、3人が出場権を得ることになっていた。1年延期の間に順位を上げた稲見の出場権獲得が確定し、渋野と鈴木は圏外となった。1年間で210ランクも上昇させた笹生だが、母の母国フィリピン代表1番手で1年前も出場権を獲得できる位置にいた。
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