それによりますと、この先は、全国的に暖かい空気に覆われやすいため、1か月全体の平均気温は「平年より高い」予想です。8日は二十四節気の寒露で、暦の上では冷たい露の結ぶ頃、本格的な秋の時期ですが、実際はまだ広い範囲で「季節外れの暑さ」になりそうです。【9日~15日】全国的に高温 関東から西はまだ真夏日の所も
9日~15日は、暖かい空気に覆われやすいため、平均気温は全国的に「平年より高い」でしょう。前半は、関東から西では、最高気温が30℃前後の所が多くなりそうです。10月も上旬から中旬に移っていきますが、昼間は、まだ半袖で過ごせる所もあるでしょう。ただ、朝晩は羽織るもので調節してください。 気温の数字には、まだ夏の名残を感じられそうですが、天気は秋らしく、全国的に数日の周期で変わるでしょう。ただ、沖縄・奄美では、南シナ海~フィリピン付近を進む、台風など熱帯擾乱によって、湿った空気の影響を受けやすくなりそうです。最新の気象情報を確認してください。沖縄・奄美で高温傾向が続く原因は、大きく2つ考えられます。1つは、南から「暖かい空気」が流れ込みやすくなること、もう1つは、周辺の「海面水温が平年より高い」影響を受けることです。
海面水温が平年より高い状態では、台風など熱帯擾乱が発達しやすくなります。さらに台風など熱帯擾乱が近づくと、南から「暖かい空気」を運んでくるたけでなく、大雨のもとになる「湿った空気」も運んできます。平年の台風の発生数をみますと、10月は3.4個、11月は2.2個と、台風シーズンはまだ続きます、この先も台風など熱帯擾乱に、注意が必要です。特に東北・北海道では、前の週が高温傾向だっただけに、季節が急に進みそうです。 紅葉の見ごろは、秋の気温が低いと早まり、高いと遅れますが、この期間、朝晩は冷える日が続くことにより、紅葉の色づきが一気に進むでしょう。この頃になると、本州でも、標高の高い所から次第に秋色に染まってきて、晴れる日は、青空とのコントラストが楽しめるでしょう。ただ、標高の高い所で紅葉狩りを楽しむ方は、麓で過ごすよりも、暖かい服装を選んでください。23日~11月5日の平均気温は、全国的に「平年並みか高い」でしょう。23日は二十四節気の霜降で、暦の上では霜が降りる頃ですが、実際は、北海道・東北を中心に季節が逆戻りしそうです。一方、沖縄・奄美では、高温傾向が解消へ向かうでしょう。この先は、気温の変化が大きいだけでなく、秋らしく天気が変わりやすい所が多くなりそうです。
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