若者のミカタ

 地域の将来を考えるときに大きな鍵を握るのは、社会を活気づかせ、次世代を支える若者たちの存在だ。縮小ループは、逃れられない道なのか。連載「若者のミカタ」を通じ、若い世代の価値観(見方)を知り、若い世代のチャレンジを後押し(味方)することで、秋田の未来を切り開く道を探りたい。


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詳しくはこちら。https://www.sakigake.jp/np/mikata.jsp

若者のミカタ×国際教養大学 学生の力をもっと秋田に

 世界中から学生がやってくる秋田市雄和の国際教養大学(AIU)。キャンパスは市中心部から車で30分ほどの緑豊かな場所にある。勉強に集中できる環境が整う一方、移動手段がないと学外との接点は持ちづらい。秋田の地で学びながら、秋田をほとんど知らずに離れるケースもあり、地域で学生が能力を発揮する場面も限られる。彼らの声に耳を傾け、もっと秋田と学生が交わるための方策を考える。3回続き。

起業する学生たち

 「高齢者の困り事を解決したい」「美しい田園風景を守りたい」―。県内の大学生らによる起業が近年、じわりと増えている。若者ならではの自由な発想で社会課題の解決につながるようなサービスや商品を考案。県内の大学や秋田高専では、起業を目指す学生をサポートするための組織が立ち上がるなど、支援体制も充実しつつある。

若者のミカタ×国際教養大学 秋田とのつながり求めて

 在学生の8割以上を県外出身者が占める秋田市雄和椿川の国際教養大。豊かな自然に囲まれたキャンパスは魅力的だが、市中心部からは離れており、日々の生活には不便な面もある。学生たちはどこで「秋田」との接点を持っているのだろうか。4回続き。

若者のミカタ×県総合食品研究センター

 秋田県総合食品研究センター(総食研、秋田市)が県内の若い事業者とタッグを組み、既成概念にとらわれない商品開発に挑んでいる。本紙企画「若者のミカタ」と提携し9月に開催した発表会「若者が創る、秋田の食のミライ~総食研も若者のミカタ」から研究事例を紹介する。4回続き。

第7部・見えてきたもの

 若者の価値観(見方)を知り、若者の挑戦を後押し(味方)することで秋田の未来を切り開く道を探ろうと、元日から始まった連載「若者のミカタ」。第7部はこれまでの各部のテーマを、取材班が連載に登場した若者と振り返る。秋田に暮らす私たちに何ができるのか、見えてきたものを伝えます。

【予告】若者のミカタ第7部、26日スタート

シンポジウム第2弾

6月4日に秋田市で開かれた「若者のミカタ」シンポジウムでは、県内の経営者ら3人とニッセイ基礎研究所(東京)シニアリサーチャーの天野馨南子さん(50)がパネルディスカッションした。若者に選ばれる秋田になるため、地域社会や組織に潜む不寛容さをどう乗り越えていけばいいかを考えた。

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不寛容な時代を生きた私からあなたへ

不寛容さや理不尽さを感じながらも生きてきた世代の人たちは今、何を思っているのだろう。本紙連載「若者のミカタ」取材班は、60代の2人の女性から現代を生きる若者へ伝えたい思いを聞いた。「不寛容な時代を生きた私からあなたへ」―。

第5部・秋田には何もない?

秋田で暮らす若者たちは何を楽しみに、どんな生活を送っているのでしょう。「秋田には何もないよね」。若者はよくそんな言葉を口にしますが、本当でしょうか。連載「若者のミカタ」第5部は、休日の若者たちのリアルな姿を追います。

シンポジウム

地域の寛容性をテーマとした「若者のミカタ」シンポジウムが3月27日、秋田市で開かれた。「LIFULL HOME’S総研」所長の島原万丈さんが基調講演。島原さんと、秋田を舞台に挑戦を続ける若者4人を交えたパネルディスカッションも開催。寛容な秋田をつくるための方策や、若者が秋田に関心を持つために何ができるかを探った。

第4部・暮らしたいと思える街に

さまざまな仕掛けで街に若者を呼び込もうと、奔走する人たちがいる。連載「若者のミカタ」第4部は、若者が暮らしたいと思える街づくりに取り組む人たちと、その熱意を伝える。