欧州ガス価格危機の責任はドイツに、ロシア大統領が主張

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ロシアのプーチン大統領は23日、ドイツが過熱したガス市場の緩和よりも、ロシア産ガスのポーランドやウクライナへの転売を優先していると訴えた。その上で、欧州のガス価格が高騰している危機はロシア政府が原因ではないと主張した。

ドイツの家庭の暖房や発電に使われているロシア産ガスを、ヤマルパイプラインが逆にポーランドに流し始めたことで欧州のスポットガス価格は今週、過去最高値を更新した。

ドイツは、ヤマルや海底パイプライン「ノルドストリーム1」などの複数の経路でロシア産ガスを受け入れている。ドイツの主要顧客2社は今週、ロシアのガス供給会社ガスプロムは契約上の義務を果たしていると指摘した。ロシアは安定した量と価格を保証しているとして、一貫して長期契約を守っていると主張している。欧州のルールで認められているように、ガスプロムは確定契約に加え、ヤマルとウクライナを経由して配送するために追加の輸出能力を入札で予約している。ガスプロムは12月のヤマルの出荷に必要な追加輸送能力を予約しておらず、今週のこれまでの日次入札でも予約していない。一方、ヤマルは23日に3日連続で逆流を続け、ウクライナ経由の出荷量は減少した。

プーチン氏は「彼らはこの(ヤマル)ルートをドイツからポーランドへ逆にしてしまった。なぜか。われわれはドイツに長期契約でガスを供給しており、価格はスポットの3─4分の1、(さらには)6─7分の1だからだ。10億立方メートルを転売するだけで、10億ドルを得られる」と言及した。 ガスプロムは今年1―11月に欧州への輸出量を前年同期より7%増やし、ドイツは56億立方メートル多く購入している。プーチン氏によると、ドイツはその量をポーランドに転売しており、日量約300万立方メートルがウクライナに流れている。ヤマルの逆流は、ガスプロムが来年の欧州へのガス供給開始に向け、ウクライナを経由しないバルト海底に完成したばかりのパイプライン「ノルドストリーム2」を補う時期と重なっている。

 

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ロシア産天然ガスに依存するのはリスクが大きい。ロシアは信用を失った。

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