＜日本生命セ・パ交流戦：楽天5－2中日＞◇8日◇楽天生命パークリーグ打点トップの島内宏明外野手（31）が、4回に同点9号ソロを放ち6試合連続打点をマーク。ここまで交流戦無失点だった明大の後輩、中日柳攻略の足掛かりを作り、勝利に導いた。リーグ首位の座もきっちりキープ。本拠地での残り5試合で交流戦王者へ－。初の頂が見えてきた。プレミアスニーカーにまた一歩近づいた。先制された直後の4回、先頭の島内が柳の4球目を振り抜くと、打球はライナーで右翼席へ。交流戦無失点男からの同点弾に、球団広報を通じ「打ったのはストレート。はい、おっぱっぴ～」と真顔でコメントを残した。元ネタとなるお笑い芸人の小島よしおは、チームが春季キャンプを張る沖縄・久米島出身で仙台ローカル局のテレビにも出演しているが「小島よしおさんとは飲んだりしたこともないですね」とひょうひょう。柳攻略については「後輩にはやられっぱなしだったので。今日は柳が打たせてくれました。あいつは出来た後輩ですよ」と笑った。
6連勝中、すべての試合で打点を挙げる活躍でリーグトップの48打点。打点王獲得なら、石井GM兼監督が高級スニーカーをプレゼントしてくれると聞くと「本当に言ったんですか？ 絶対取れないと思ってるんで…」としながらも、スニーカー好きだけに「取れた場合はディオールと（ナイキ）ジョーダン1のコラボのハイカットのやつか、オフホワイト、ジョーダン1のシカゴ」と、すらすらと指定。前者は100万円、後者も50万円以上はする超高級シューズに狙いを定めたようだ。チーム史上初の交流戦制覇が見えてきた石井GM兼監督は「途中の優勝とかはあまり興味ないので。目指すところを持って1年通して戦っていきたい」と、あくまでリーグ制覇を見据えているが、島内については「しっかりと成績を残してくれる。やるべきことをやってくれている」と評価。“ニンジン作戦”でさらにやる気を出した4番を中心に、タイトルをつかみにいく。【鈴木正章】
▼楽天が2日ヤクルト戦から6連勝。交流戦では17年6月1日以来の首位に立った。楽天の交流戦シーズン6連勝は、過去最多の4連勝を上回り球団記録を更新中。過去の交流戦最終順位は13年の2位が最高だが、初優勝なるか。
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