「3番DH兼投手」で先発した大谷翔平投手(27)は、6回6安打5失点で降板し、今季3敗目を喫した。93球を投げ、10三振を奪ったが、3点のリードを許してマウンドを降りた。

6回無死からは、昨季本塁打王のタイトルを争ったウラジーミル・ゲレロ内野手(23)に左翼ポール直撃の9号ソロを許した。

1ボール1ストライクから、外角への76・2マイル(約123キロ)のカーブを運ばれた。1ボールからカーブでストライクをとったが、2球同じ球種を続けて、とらえられた。大谷がカーブを本塁打されたのは今季初。

1回は1番スプリンガーに対して、フルカウントから外角低めの96・8マイル(約156キロ)の直球を左中間スタンドに運ばれ、自身4度目の先頭打者本塁打を許した。3回にも2本の適時打で3点を失い、6回10奪三振も5失点。

打撃では2打数無安打1打点で、8回の第4打席は代打を送られた。

試合前、大勢のメディアに囲まれる中、ゲレロは投手としての大谷を「彼は素晴らしい投手。リーグ最高のピッチャーの1人」と評価。昨季は終盤まで本塁打王を争い、48本塁打でタイトルを獲得。「僕はもちろん、投げることはできないけど、互いにホームランが打てる」と共通点を挙げた。昨夏のオールスターでは大谷とツーショットで記念撮影。その写真を引き伸ばして「自宅の壁に飾ってある」と笑顔で明かしていた。

大谷に対しては左飛、三振、本塁打で3打数1安打だった。