摘木星砂(松岡茉優)の人格が戻ることを願う馬淵悠日(仲野太賀)。一方の鹿浜鈴之介(林遣都)はもうひとつの人格の星砂を大切にしている。そんな中、新たな殺人事件が……。ドラマを愛するライター釣木文恵と漫画家オカヤイヅミが7話を恋人との別れであれ、大切な人との死別であれ、人と別離する未練はもしかして「思い出」が忘れられていくことにあるのだろうか。相手と一緒に重ねてきた思い出が、自分だけのものになってしまう、あるいは確かめる術がなくなってしまう。自分だけが記憶していることはどうにもあやふやで、夢との境目が見つからない。同じ思い出を誰かが覚えていてくれる、覚えようとしていてくれる。そう思うだけで、人は強く生きていけるのかもしれない。
7話にいたのは、全編いわゆる「ヘビ女」人格の摘木星砂(松岡茉優)だった。雪松署長(伊藤英明)を殴ったかどで謹慎をくらい、やがてクビになってしまった馬渕悠日(仲野太賀)にとっては、ようやく見つけた星砂まで “いない”状態で、踏んだり蹴ったりだ。(以下、最初から登場していた星砂を星砂1、ヘビ女人格の星砂を星砂2とする) 鈴之介(林遣都)の元に身を寄せる星砂2は、自分はいつか消えると思いながら暮らしている。「人って記憶でできてるでしょう?」「だから思い出の数が多いほうが本物だと思います」と言い、鈴之介と過ごす時間を「今のこれは思い出にはしないでください」「私たちには何も思い出はありません」と伝える。自分を救ってくれた淡野リサ(満島ひかり)の無実を晴らしたいという思いだけはあるけれど、誰かと必要以上に接することを避け、誰かの思い出に残ることを拒絶している。
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