東邦ガス社長に増田氏 ガス供給部門の分社化へ新体制

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東邦ガスは増田信之取締役専務執行役員(59)が6月に社長に昇格する人事を固めた。冨成義郎社長(65)は会長に就く。増田氏は生産部門や技術部門が長く、ガスの安定供給や業務のデジタル化で手腕を発揮した。2022年4月に予定するガス供給を担う「導管部門」の分社化に向けて新体制への移行で組織を活性化する。冨成氏は電力小売りの全面自由化が始まった16年に社長に就任し、ガスと電気のセット販売をてこに契約を

は増田信之取締役専務執行役員(59)が6月に社長に昇格する人事を固めた。冨成義郎社長(65)は会長に就く。増田氏は生産部門や技術部門が長く、ガスの安定供給や業務のデジタル化で手腕を発揮した。2022年4月に予定するガス供給を担う「導管部門」の分社化に向けて新体制への移行で組織を活性化する。

冨成氏は電力小売りの全面自由化が始まった16年に社長に就任し、ガスと電気のセット販売をてこに契約を伸ばし顧客層を広げてきた。6月で在任5年になるのを機に増田氏にバトンを渡す。安井香一会長(69)は相談役に就く見通し。DXで子供見守りや物販サービス強化 都市ガス大手4社の一角、東邦ガスのトップが5年ぶりに交代する。2017年のガス小売りの自由化で競争は激化し、22年には導管部門の分社化を控える。R&D・デジタル本部長として営業や事務のデジタルトラスフォーメーション(DX)を推進した増田信之取締役専務執行役員の指揮で難局を乗り越える。 東邦ガスは22年3月期までの中期経営計画の中で「トータルエネルギープロバイダー」を目指す方針を打ち出した。ガスや電気の販売にとどまらず、スマートハウス、子供の見守り、物販といった生活全般のサービスを一貫して提供する。カギになるのがデジタル化だ。増田氏は技術部門が長く、DXに見識もある。新体制の下で生活関連サービスの投入を加速するとみられる。

目先の関門は分社化だ。ガス業界の競争を促す政府の方針を受けて東邦ガスは22年4月、ガス管を管理する導管部門を切り離し、100%子会社として本体にぶら下げる。導管会社は公共インフラとして公平・中立性が求められ、本体と情報のやり取りや人の行き来は制限される。経営体制が大きく変わる中で災害時などに求められるグループの一体性をどう保つか。増田氏の手腕が問われる。

 

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