バイデン米大統領、協力して憎悪に取り組む必要強調 人種動機疑いの銃撃事件受け

バイデン米大統領、協力して憎悪に取り組む必要強調 人種動機疑いの銃撃事件受け

米ニューヨーク州北部バッファローで14日、18歳の男性がスーパーで銃を乱射し、10人が死亡し3人が負傷した事件で、米司法省は人種が動機となった犯行だと特定した。

ペイトン・ジェンドロン容疑者は白人男性で、撃たれた11人は黒人だった。事件現場は特に黒人住民が多い地域。捜査当局によると容疑者は、白人至上主義的な内容の犯行声明や供述を重ねているほか、犯行に使用したライフル銃などにも人種差別的なしるしがついていたという。

事件を受けてジョー・バイデン米大統領は15日、「憎悪はいまだにアメリカの魂に汚点」を落とし続けていると述べた。ワシントンの連邦議事堂前で式典に出席した大統領は、この憎悪に取り組むため、アメリカ国民が協力しなくてはならないと強調した。