アルジャジーラ記者の葬儀でイスラエル警官隊が参列者と衝突 棺が落ちそうに

アルジャジーラ記者の葬儀でイスラエル警官隊が参列者と衝突 棺が落ちそうに

パレスチナ自治区でイスラエル治安部隊による作戦を取材中に銃撃され死亡した記者の葬儀が13日、東エルサレムで執り行われた。中東の衛星放送局アルジャジーラのシェリーン・アブ・アクラ記者の棺を運ぶ葬列では、イスラエルの警官隊と参列者が衝突し、もみ合いの中で棺が揺さぶられ、地面に落ちそうになった。

現場の映像で、イスラエル国境警察隊の警官たちが参列者を殴る様子が確認できる。イスラエル警察は、自分たちへの投石に対応したのだと説明している。

アブ・アクラ氏は11日、ヨルダン川西岸ジェニンの難民キャンプで、イスラエル軍と治安部隊による急襲作戦を取材していた。

パレスチナ保健省などによると、アブ・アクラ氏は「報道」の文字が書かれた青い防弾ジャケットを着てこの作戦を取材中、頭部に実弾を受けた。

アブ・アクラ氏は約20年にわたりパレスチナとイスラエルの対立を取材してきた、著名な記者だった。