俳優いしだ壱成(47)が12日配信のABEMA「迷えるとんぼちゃん」に出演。約20年前の大麻事件の真相などについて語った。

いしだは俳優デビューから間もなく“フェミ男”と呼ばれた中性的なルックスなどで注目を集め、人気タレントとなったが、その最中の2001年、大麻取締法違反容疑で逮捕された。

当時は過熱するブームに精神的に参ってしまっていたという。そんな中、酒浸りで出入りしていたクラブで見知らぬ人物から「お疲れ!」と手渡されたものが大麻だったといい、「捨てればよかったんですけど、そのまま酔っぱらって部屋に持って帰っちゃったんでしょうね。次の日、ドーンって(警察が)部屋に来て……」と逮捕に至った経緯を説明し。吸引については「やっていない」と強調した。

MCを務める加藤浩次から「ハメられたってこと?」と尋ねられると、いしだは「まあ、そうですね」と話した。「後で牢屋(ろうや)の中で聞いたんですけど、『全部、名前言っちゃうと君の命が危なくなるから言わないけど、ざっくり言うと、大きな事務所と大きな事務所の抗争にアンタ巻き込まれたんだ』と。怖いなと思いました」と振り返りつつ、「でも(大麻を)持ってたことは確かなので、脇が甘かった」と反省。 

また、警察の取り調べは「いわゆるドラマで見たような感じなんですね、ああいう取り調べって。ドーンッって(机をたたくしぐさを見せ)『お前がやったんだろ!オラァ!』みたいな」といい、「それが怖くて、『やりました、やりました、すみません』って」と、認めてしまったと明かした。