非正規社員に対するボーナスや退職金などの不支給が不合理な格差といえるかどうかが争われた訴訟で、最高裁は不支給が不合理とはいえないとの判断を示した。非正規社員を抱える企業などからは、安堵(あんど)の声が聞かれる一方、非正規社員が戦力として不可欠な現場では人員確保に向けた待遇改善が進んでおり、冷静な受け止めが目立った。
「(成果などを一時的に反映した)ボーナスと賃金は性格が違うもの。(判決は)しかるべきといえるのでは」。経済同友会の桜田謙悟代表幹事は13日の定例会見で、大阪医科大のアルバイト職員が求めた訴訟の判決について最高裁の判断に理解を示した。 大阪府内で数店舗を展開する中小飲食チェーンの人事担当者は「これまでも時給をギリギリまで上げ、なんとかアルバイトなどを採用してきたが、今は新型コロナウイルスで売り上げが落ちている。非正規社員にもボーナスなどを出さなければならないなら、雇用継続は難しい」と話す。 一方、多くの自動車製造現場では、必要な人員確保のために非正規社員の待遇改善が進んでいる。ある大手メーカーは雇用期間、収入、生活スペースなどが契約で保証されており、「正規従業員よりも実入りがいい場合もある」と、訴訟で争われた内容と実情の違いを強調する。
食品スーパーのライフコーポレーションは以前からパートに賞与を出し、中でも正社員を代行できる「アソシエイト」には勤続10年以上の退職時に「感謝金」名目の一時金を支給する。大手スーパー関係者は「店によって規模なども違うので、退職金やボーナスは会社側が決められた方がいいとは思う。即戦力のパートは現場で一目置かれており企業努力も進んでいる」と話している。
安堵ねえ。この区別の根源は意外と国家公務員のキャリアとノンキャリアの区分けだったりしてね。それならこんな判断が出るのも頷ける。ここまで日本の自由民主主義が堕落して止まらないとはね。サヨク思考ってリベラルの敵だよね
立法府の政治的判断が求められるということでしょう。 最高裁は抑制が効いている。
それは企業が、各自の判断でやることでしょう?この結果とかソイツとその会社の問題でしかない。
そもそも100パー出さなきゃならない訳でもない賞与を争点にした時点で負け確定かな 正社員と同じ責任を負って、同じ仕事をしているんだから同じ額を払えってんなら通ったかもしれんけど とは言え役職とは基本無縁なアルバイトでは果たして社員と同じ責務を負っていると言えるのだろうか
まあ判決がそうでも出すとこは出すからね。出さないと人材は知れてるよね。チャンちゃん。
賞与とか退職金は 無理でも 企業も 年末に一時金位 出してあげれば‼️
判決としては当然ではあるが、これで同一労働同一賃金の方向性は企業努力に委ねられる形になるのだろうね。公平で厳粛な評価制度の完備やジョブ型への移行等、実行出来なきゃ旧態依然としたままの社会で終わる。
だったらみんな責任の少ない非正規社員で満足してしまいますものね 正社員は仕事量だけではなく、責任がかかってくる
待遇が悪ければ、即辞める。 これからは、そのような時代になりそう。 企業側、安堵している場合じゃないと思うぞ。 人員確保、これから更に大変な時代なのに。 あー外国の方を増やすのが目的か。
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アルバイトに賞与なし、不合理と認めず 最高裁判断(写真=共同)大阪医科大(大阪府高槻市)の元アルバイト職員が賞与の支払いを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(宮崎裕子裁判長)は13日、大学側が賞与を支給しなかったことが「不合理な待遇格差」には当たらないと 妥当な判決。 なんで裁判しようと思ったのだろう…??? そりゃそうでしょ。 てか契約書に書いてないか普通。
ソース: nikkei - 🏆 135. / 51 続きを読む »