3連休明け21日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落か。中国の不動産大手、中国恒大集団の資金繰り不安から20日の世界の主要株価指数が下落した。リスク回避の動きが強まり、日本株も下落するだろう。今週は米連邦準備理事会(FRB)の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表も控える。様子見の雰囲気が広がりやすいなか、買いを入れづらく、日経平均は一時3万円を割り込む公算が大きい。
20日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に下落し、2カ月ぶりの安値で終えた。中国恒大集団の経営不安の高まりを背景にリスク回避の動きが広がった。資本財や金融など景気敏感株に加え、主力ハイテク株が売られた。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数も大幅に下げた。ドイツDAXは2%超安だったほか、フランスのCAC40も下落するなど欧州主要国の株価指数も下げた。 世界的な株安で、投資家のリスク回避の動きが強まり、きょうの東京市場でも幅広い銘柄に売りが優勢となりそうだ。香港株相場の動向に影響される展開も想定される。香港株の下落が大きくなるようだと投資家心理をいっそう冷やしそうだ。 もっとも、日経平均はここまで急ピッチで上昇し約31年ぶりの高値圏にあった。日本株を買い遅れていた投資家も多そうで、3万円を下回る水準では押し目買いが入ることも見込まれる。下げ一巡後は底堅く推移する展開が想定される。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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